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おとなのためのサイエンス講座

元素は万物のもと

内容

第1回 元素発見の歴史とメンデレーエフの周期表  
6月27日(木)  13:30~15:00
人類が最初に発見し、実用材料に利用した元素は炭素、金、銀、銅、スズ、鉛、鉄などであり、中世になると、亜鉛、アンチモン、ヒ素等が発見された。その後、科学の発展により60種程度の元素が発見され、1869年メンデレーエフは元素の科学的性質を考慮し、画期的な2次元周期表を発表し、現在の科学の発展に多いに寄与した。

第2回 身近な商品に含まれる元素について    
7月4日(木)  13:30~15:00
現在まで天然元素92種類と16種類の人工元素を合わせて118種類の元素の存在が確認されている。私たちの体内には11種類の必須常量元素が99.8%を構成しているが、残りは微量元素、超微量元素合わせて20種類が含まれている。また、私たちの日常生活に不可欠の麦茶のペットボトル飲料の栄養成分表示には食塩、マグネシウム、亜鉛、カリウム、リン、マンガンが記載されている。

第3回 元素の科学的性質と化合物について      
7月11日(木)  13:30~15:00
なぜ118種類の元素を周期的に並べることができるかをボーアの原子模型を用いて説明する。また、元素単体では日常に役立つ製品化することは限りがあり、多くの場合には2種類以上の元素を組み合わせた化合物・合金により、さまざまな商品が得られることを示す。さらに、身近な商品を挙げ、どのような性質がより優れた製品を生み出すのかに触れる。

第4回 本講義に関連したエキスポセンター内のパネルの見学と本講義のまとめ      
7月18日(木)  13:30~15:00
センター内の物質科学の研究施設の紹介パネルを見学して、最前線の研究内容を学ぶ。最後に、本講義のタイトルの「元素は万物のもの」について受講者との対話の時間を設ける。
 

必須常量元素の人体内存在比(%)(参照「元素大百科事典」2007)
必須常量元素の人体内存在比(%)(参照「元素大百科事典」2007)
 

開催日

2024年6月27日(木)~7月18日(木)

開催時間

13:30~15:00

所要時間

1.5時間/回

対象

科学技術に関心のある大人の方 ※ 原則、全4回の講座の受講が可能な方。

定員

5名以上(最大12名)

場所

つくばエキスポセンター クラブルーム(2F)・第1休憩室(1F)
※ 実施場所につきましては、受講案内メールを送付する際にお知らせいたします。

申し込み方法

このページ下部に表示される申込フォームよりお申し込みください。
※ 全4回の講座申込になります。
※ 申込は5月28日(月)12:00より開始します。

参加費

1,000円/日【入館料別途】

主催・共催・後援・協力

協力:筑波大学

講師


所属:大嶋 建一(おおしま けんいち)
氏名:筑波大学
筑波大学名誉教授(理学博士)。1946年群馬県生まれ。東北大学理学部卒業後、同大学理学研究科博士課程修了。その後、名古屋大学工学部助手を経て筑波大学物理工学系、物質工学系の教授。専門はX線・中性子線散乱法を用いた無機物質の結晶構造解析。定年退職後の2011年から2018年まで筑波大学教育社会連携室の特命教授として、中学生、高校生への科学の啓発活動。現在もシニア・プロフェッサーとしてその啓蒙活動を継続中。

お問い合わせ

つくばエキスポセンター 運営部 普及事業担当

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