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おとなのためのサイエンス講座

[開催延期] おとなのためのサイエンス講座『日本列島の形成をジオパークから学ぶ』

内容

※ 本講座は開催を延期させていただきます。

第1回 チバニアン以降の時代 
最近チバニアン採用が決定した。チバニアンとは、10万年周期の気候変動が顕著に表れた時代である。氷期・間氷期の気候変動が出現し、海面が変動した。その結果、平野や丘陵が形成された。筑波山地域ジオパークの一部は、この時代に形成された。     
    
第2回 日本海の時代     
日本列島はもともとアジア大陸の一部であった。それが激しい火山活動の結果、大陸から分離して日本列島ができ、その分離した後に日本海が形成された。また激しい火山活動の結果、グリーンタフと呼ばれる岩石(例えば大谷石)や袋田の滝が形成された。

第3回 付加体の時代      
日本列島の背骨部分となる山岳地の大部分は、この時代の海洋プレートの沈み込みによって形成された付加体である。筑波山地域ジオパークの筑波山塊や鶏足山塊はこの時代に形成された。

第4回 大陸漂流の時代      
日本列島の国土の数パーセントは数億年前の古生代にできたといわれる。断片的な地質情報を統合すると、日本列島の古生代の岩石は赤道周辺あるいは南半球の低緯度で形成させた。そのプロセスは、アジア大陸の形成と大いに関連している。

開催日

2020年5月14日(木)

講師

所属:筑波大学
氏名:久田 健一郎(ひさだ けんいちろう)
昭和52年東京教育大学理学部卒業、筑波大学大学院地球科学専攻にて理学博士修得。大阪教育大学助手、筑波大学講師、准教授、教授を経て、令和2年定年退職。専門は地圏変遷科学。調査地は日本列島各地、東南アジア、最近は地学教育や考古地質学に従事。筑波山地域ジオパーク推進協議会会員、日本地学教育学会会長。

お問い合わせ

つくばエキスポセンター 運営部 普及事業担当

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