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おとなのためのサイエンス講座

『生活の中の光合成-昆布や海苔の旨味はどう造りだされる?』

内容

※「おとなのためのサイエンス講座」お申し込みご検討のお客様へ
 本イベントは開講予定で準備を進めておりますが、新型コロナウイルスへの対応に関する状況により、延期、もしくは中止となる可能性がございます。
 ご参加を楽しみにされているお客様には大変申し訳ございませんが、予めご理解・ご了承のほどお願い申し上げます。



第1回 昆布の旨味はどう造られる?(講義)  
8月2日(水)  13:00~15:00
昆布の光合成とそれによって合成される旨味成分について、発見の歴史(科学史)、合成のしくみ(物質代謝系)、化学物質としての性質、分析、検出、同定法について解説します。

第2回 昆布の旨味成分を分析する(実験)    
8月2日(水)  15:00~17:00
乾燥昆布を細分化して乳鉢でさらに擦りつぶす。80%メタノールを加えて十分内容物を抽出する。ろ過した抽出液(上清)を薄層クロマトグラフィーで展開します。ニンヒドリン溶液を噴霧し、発色(紫色)する成分を検出する。標準物質を同時に展開して発色スポットの物質を同定します。

第3回 海苔の旨味はどう造られる?(講義)      
8月9日(水)  13:00~15:00
海苔の光合成とその代謝によって合成される旨味成分について、発見の歴史(科学史)、合成のしくみ(物質代謝系)、化学物質としての性質、分析、検出、同定法について解説します。さらに、なぜ焼海苔がおいしいと感じるのか、海苔の旨味はどのような仕組みで作られるのか、昆布の旨味との違いなど、海苔の旨味に対して科学的に迫ります。さらに、演者らの海苔の旨味成分合成酵素に関する研究成果についても解説します。

第4回 もちもち食感への科学的アプローチ(講義とデモンストレーション実験)       
8月9日(水)  15:00~17:00
餅の「もちもち食感」を生み出す物質の化学的要因について解説します。さらに、ヨウ素液を用いて表題に関する簡単なデモンストレーション実験を展開します。


* この講座は、4回分の講座を2日間で行います。

開催日

2023年8月2日(水)~ 8月9日(水)

開催時間

13:00~17:00

所要時間

4時間

対象

科学技術に関心のある大人の方 ※ 原則、全4回の講座の受講が可能な方。

定員

5名以上(最大12名)

場所

つくばエキスポセンター クラブルーム(2F)・第1休憩室(1F)
※ 実施場所につきましては、受講案内メールを送付する際にお知らせいたします。

申し込み方法

このページ下部に表示される申込フォームよりお申し込みください。
※ 全4回の講座申込になります。

参加費

2,000/日(2回分)【入館料別途】
* 実験材料費として初回のみ500円かかります。

講師

所属:筑波大学
氏名:白岩 善博(しらいわ よしひろ)
微細藻類の光合成炭素代謝の研究で理学博士(東京大学、1979年)。ドイツ・アレキサンダー・フォン・フンボルト財団奨学研究員、日米科学技術協力事業研究員として海外研究を経験。新潟大学助手、同助教授、筑波大学教授、マリンバイオテクノロジー学会会長等を歴任。現在、筑波大学名誉教授、国際誌Marine Biotechnology (Springer-Nature)副編集長、マリンバイオテクノロジー学会理事および三菱UFJ環境財団評議員。研究分野は植物代謝生理学・生化学・分子生物学で、微細藻類の環境応答、光合成炭素代謝の制御機構、オイル生産、生物石灰化機構等を研究。マリンバイオテクノロジー学会賞受賞。光合成研究と地球環境課題に関するアウトリーチ活動を展開中。

お問い合わせ

つくばエキスポセンター 運営部 普及事業担当

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